SINETの特徴

先進性
SINETでは、どの地点間も最短経路・超高速で接続。データを瞬時に送受信できるのでストレスがなく、研究活動のパフォーマンスが上がります。

超高速性
全国400Gbpsの超高速ネットワークを実現。25ギガバイトデータ(ブルーレイ1枚分)を全国どこでも0.5秒で送信できます。

高信頼性
多層的な迂回機能の実装により、途切れない、止まらないネットワークを実現。東日本大震災などの災害時に回線が切断された際も、別ルート経由の接続によって運用を安定的に継続しました。

国際性
米国・欧州・アジア直結の国際回線の高速化を実現。海外の研究機関との通信時も、SINET専用回線を利用し、迅速に、ストレスなく、セキュアな研究環境を提供します。

高機能性
「サイバーセキュリティ」「クラウド利活用支援」「学術コンテンツ」など、学術情報基盤の多様な展開を支援。また、商用では提供していない高度なネットワークサービスを提供して研究活動をサポートしています。
SINETの活用事例
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素粒子実験「ATLAS」におけるSINET6の活用について東京大学素粒子物理国際研究センター(以下、ICEPP)は、素粒子物理学の実験的研究を行うセンターです。ICEPP澤田 龍准教授はLHC(大型ハドロン衝突型加速器)を使った「ATLAS実験」で超対称性粒子や暗黒物質候補粒子の探索、およびヒッグス粒子の自己結合等を探求する研究を行うとともに、「ATLAS実験」のデータ処理を行う計算機システムを運用しています。その「ATLAS実験」の概要とSINETが果たした役割について澤田准教授にお話を伺いました。
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医学教育におけるICT活用の最前線:SINET6を活用したデータ連携と教育支援システムの展開福井大学医学部附属教育支援センターでは、SINET6の高速ネットワークを活用し、先進的な医学教育支援システムを展開しています。特に、画像診断教育システム「F.MILS」や臨床実習支援システム「F.CESS」、看護学科向けの「F.CESS nurse」など、独自開発したシステムを通じて、効果的な医学教育の実現に取り組んでいます。本インタビューでは、これらのシステムの開発背景や実装状況、今後の展望について詳しくお話を伺いました。(インタビュー実施:2024年9月13日)
SINETの進化
1987年にSINETの前身のパケット交換網として始まり、2022年にはSINET6の運用を開始しました
SINETARIUM ii
SINETの進化を可視化したコンテンツ
SINETの実績
SINETの連携機関
実験施設・スパコン・観測器
各大学の実験施設はもちろん、
HPCI (革新的ハイパフォーマンスコンピューティングインフラ)、
高エネルギー加速器、ニュートリノ観測器といった
世界最先端の大型実験施設とも連携。
HPCI (革新的ハイパフォーマンスコンピューティングインフラ)、
高エネルギー加速器、ニュートリノ観測器といった
世界最先端の大型実験施設とも連携。
国際連携施設
高エネルギー研究、フュージョンエネルギー研究などの分野を
はじめとして、宇宙探査研究、日本の位置を測地する事業など、
様々な分野で世界の施設と連携。
はじめとして、宇宙探査研究、日本の位置を測地する事業など、
様々な分野で世界の施設と連携。
学術情報・mdx
研究を支援する研究データ基盤(GakuNin RDM)やmdxとの
連携により、データ科学や情報科学の知見、
様々なデータやソフトウェアなどを迅速かつ効率的に連携させた
データ活用が可能になります。
連携により、データ科学や情報科学の知見、
様々なデータやソフトウェアなどを迅速かつ効率的に連携させた
データ活用が可能になります。
クラウド
クラウドサービスの提供事業者がSINETと直接接続し、学術機関向け
に様々なサービス(ストレージ、学務システム、計算機資源、
ハウジングなど)を提供しています。学術機関は、利用したい
サービスを提供する事業者と契約すればSINETを介した
閉域網(L2VPN)でクラウドサービスを安心・安全に利用できます。
に様々なサービス(ストレージ、学務システム、計算機資源、
ハウジングなど)を提供しています。学術機関は、利用したい
サービスを提供する事業者と契約すればSINETを介した
閉域網(L2VPN)でクラウドサービスを安心・安全に利用できます。

SINETの提供サービス
最新技術を活かした先進的なネットワークを、NIIが設計から構築、運用を
一貫して行っています。
先端学術研究の非常に大規模な需要に応えるため、
一般的なネットワークと
比較して
超高速かつ多様なサービスを提供しています。
一貫して行っています。
先端学術研究の非常に大規模な需要に応えるため、
一般的なネットワークと
比較して
超高速かつ多様なサービスを提供しています。
インターネット接続サービス

IP Dualサービス
超高速のインターネット接続を実現
QoS制御や、複数の宛先に同時に転送するIPマルチキャストサービスも利用できます。IPv4とIPv6の両方のインターネットプロトコルをサポートしています。
VPNサービス

仮想大学LAN
100以上のバーチャルLANが設定可能
複数のキャンパス間をつなぐ100以上のマルチキャンパスVLAN (バーチャルLAN)の設定が可能です。

クラウド接続(直結クラウド用L2VPN)
インターネットを経由せずに多様な商用クラウドと直接通信可能
全国33社※の商用クラウドが SINET と直結。
それらのクラウドとL2VPNで接続することで、クラウド資源を自分のキャンパス内にあるかのようなセキュアな環境で使用できます。※2024年7月1日現在
それらのクラウドとL2VPNで接続することで、クラウド資源を自分のキャンパス内にあるかのようなセキュアな環境で使用できます。※2024年7月1日現在
オンデマンドサービス

L2オンデマンド
必要なタイミングで自分でVPNをカスタマイズして設定
通信帯域を保証したり、通信経路を指定して遅延時間を変えることが可能。例えば、映像の研究で利用する場合、研究者が GUIでルートを指定して遅延を大きくすることで、映像の表示に与える影響などを観察することもできます。

ミラーオンデマンド
不審なトラフィックの原因を分析
NII-SOCS※は本機能を利用して、必要に応じて一部の通信をコピーして分析装置に送り込み、不審なトラフィックが無いかをチェックしています。
※NIIは、サイバー攻撃に対し、国立大学法人等が迅速にインシデントやアクシデントに対応するための情報セキュリティ運用連携サービス(NII Security Operation Collaboration Services: NII-SOCS)を提供しています。

フィルタオンデマンド
怪しいIPアドレスからの通信をSTOP
不審な IPアドレスからのトラフィックを、NII-SOCSがFOD機能に指示を出すことで、自動的に停止します。
その他のサービス

自動DDoS Mitigation
サイバー攻撃に瞬時に対応
安全で快適なネットワーク環境のために、サイバー攻撃から守る機能です。100ギガレベルの大容量の攻撃が来ても、SINETが自動的に攻撃を遮断し、通信影響を回避。攻撃がなくなるまで自動で攻撃を遮断します。

アクセス回線冗長化対応
通信が途切れる可能性を大幅に削減
データセンタ接続冗長化
データセンタ接続冗長化
大学から複数のアクセス回線を用いてSINETに接続することで、1つのアクセス回線が故障しても、他のアクセス回線で通信継続を可能とします。データセンタ接続冗長化サービスではアクセス回線が異なる装置に接続されるため、信頼性が大幅に向上します。



MMCFTP
論理通信回線数を自動で増減
長距離でデータを送る際に、例えば海外からのデータ転送でも、通信回線の状況を自動的に判断しながら一定速度でのデータ転送を可能にします。超高速なデータ転送も可能で最大1Tbps※1でのデータ転送の実験例もあります。QoS制御と組み合わせて敢えて最低優先度※2で通信する事により、一般トラフィックと共存した高速転送が可能です。
※1 1Tbps=100Gbps(12.5GB/s)の10倍=125GB/s
※2 最低優先度(Less Than Best Effort):一般トラフィックが用いるQoS クラス(Best Effort)より低優先のQoS クラス

QoS制御
ルータのバッファを介して自動的に優先度の高いデータを送信
通信経路が混雑した時には、優先度に応じてデータを転送。通信回線の容量を超えたデータが到着した場合、溢れたデータが破棄されることがあります。重要度の高いデータの優先度を上げることで、重要なデータを優先的に転送し破棄から防ぐことができます。